フィカス属の種一覧
全4件
- Ficus benghalensisベンガレンシス初心者向け
フィカス・ベンガレンシスは、クワ科フィカス属(イチジク属)の常緑の高木で、インド亜大陸原産です。和名はベンガルボダイジュで、バンヤンジュとも呼ばれます。他の木の上に着生して育ち始めることが多く、枝から垂らした気根が地面に届くと木質化して幹のような支柱となり、1本の木が広い範囲に広がります。高さは30mほどに達します。葉は革質の卵形から楕円形で、葉脈がはっきりしています。果実(イチジク状の花のう)は葉の付け根に2個ずつつき、径1〜2.5cmほどで、熟すと赤色や橙色になります。鉢植えではずっと小さく保たれ、大きな葉と白っぽい幹を観賞する観葉植物として流通し、ベンガルゴムの名でも呼ばれます。白い樹液は皮膚をかぶれさせることがあります。
- Ficus elasticaエラスティカ初心者向け
インドゴムノキは、ヒマラヤ東部からミャンマー、マレー半島、スマトラ島、ジャワ島にかけて自生するフィカス属の常緑高木で、原産地では高さ20〜30mに達します。若いうちは他の木の上に着生して育ち、成長すると枝から気根を出し、地面に届いた気根は太い幹になります。葉は長さ8〜30cmの楕円形で厚い革質と光沢があり、新葉は紅色の托葉に包まれて伸びます。かつては天然ゴムの原料として栽培され、日本には明治末年に渡来し、ゴムノキと通称されて観葉植物として普及しました。
- Ficus lyrataリラータ初心者向け
フィカス・リラータは、クワ科フィカス属(イチジク属)の常緑高木で、西アフリカから中西部アフリカの熱帯低地林に自生します。和名はカシワバゴムノキで、葉の形がカシワに似ることに由来し、カシワバゴムとも呼ばれます。他の木の上で発芽して後に地面へ根を下ろす半着生植物として育ち始めることがあります。自生地では高さ30mほどになり、植栽された木はふつう3〜12mです。光沢のある革質の葉はバイオリンや竪琴のような形で縁が波打ち、長さ45cm、幅30cmほどまでになり、淡い色の葉脈が目立ちます。径3〜5cmほどの淡い斑点のある緑色の球形の果実(イチジク状の花のう)を、枝先の葉の付け根に2個ずつつけます。室内で観賞する観葉植物として広く栽培されています。白い樹液は肌の弱い人にかぶれを起こすことがあり、誤って口にすると有毒です。
- Ficus umbellataウンベラータ初心者向け
フィカス・ウンベラータは、クワ科フィカス属(イチジク属)の常緑樹で、西アフリカのセネガルから東はエチオピア南西部、南はアンゴラにかけての熱帯アフリカに自生します。地面に根を張る高木として育つほか、他の木の上で発芽して宿主を締めつける着生植物として育つこともあり、高さ10〜12mほどになります。葉は大きく薄く、広卵形から円形に近い形で長さ10〜26cm、幅6.5〜20cm、基部は心形から切形、先端は短くとがり、縁がやや波打ちます。側脈は葉の縁の手前で二叉に分かれることが多く、葉柄は長さ3〜12.5cmです。径3cmほどの球形の果実(イチジク状の花のう)は、葉のすぐ下の短い枝や葉の落ちた古い枝に束になってつき、熟すと淡い斑点のある黄緑色になります。日本では大きなハート形の葉をもつ観葉植物としてウンベラータの名で広く流通しています。枝を切ると出る白い樹液は肌に刺激を与えることがあります。