ドラセナ属の種一覧
全4件
- Dracaena concinnaコンシンネ
ドラセナ・コンシンナは、インド洋西部のモーリシャスに固有の、高さ4mほどになる低木から小高木です。まっすぐな灰色がかった幹の先に、細長い披針形の葉を集めてつけ、橙赤色の果実をつけます。野生では、モーリシャス沿岸のエーグレット島やガナーズ・コイン島(コワン・ド・ミール)に残る海岸の乾燥林に生育し、ラウンド島には移入されています。IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストでは、野生の個体群が絶滅危惧種(EN)に評価されています。茎の挿し木で容易に発根し、モーリシャスでは観賞用に苗木が多く生産されています。現地ではボワ・ド・シャンデル(ろうそくの木の意味)と呼ばれますが、この名はマスカリン諸島のほかのドラセナ属の種にも使われます。1850年にクントにより記載されました。日本ではコンシンネの名で知られ、和名はベニフクリンセンネンボクです。
- Dracaena fragransフラグランス初心者向け
ドラセナ・フラグランスは、熱帯アフリカに広く分布する成長の遅い低木から高木で、根元から複数の幹を出すことが多く、自生地では高さ約1.5〜15mになります。葉は光沢のある緑色の帯状から披針形で、長さ20〜150cm、幅2〜12cmです。中央に赤から紫色の筋が入る白い花を円錐状の花序につけ、強い香りがあることが種小名(香りのよい)の由来です。花のあとに直径1〜2cmの橙色の果実をつけます。かつてドラセナ・デレメンシスの名で流通したワーネッキーやジャネット・クレイグもこの種に含まれます。葉の中央に幅広い黄色の縦じまが入る品種マッサンゲアナは、日本では幸福の木の名で観葉植物として流通しています。アフリカでは生け垣にも使われます。サポニンを含み、犬、猫、馬が食べると嘔吐やよだれ、食欲不振などを起こす有毒植物です。
- Dracaena goldieanaゴールディアナ
ドラセナ・ゴールディアナは、ナイジェリアから中部アフリカ西部に分布する、根茎を持つ小型の低木または亜低木で、森林の林床に生えます。高さは通常30〜60cmで、幹は細く太さ1cmほどです。葉は卵形で長さ18〜30cm、幅6.5cmまでになり、先端は糸状にとがり、幹の全体にわたってつきます。葉は光沢のある濃い緑色の地に、淡い灰色から銀色の横じまが入ります。香りのある小さな白い花が、柄を持たずに密に集まって咲きます。成長は遅く、熱帯では屋外で、それ以外の地域では室内で観葉植物として栽培されます。プレオメレ属に置かれ、プレオメレ・ゴールディアナ(Pleomele goldieana)と呼ばれたこともあります。日本ではゴールディアナやゴルディアナの名で流通しています。サポニンを含み、犬や猫が食べると嘔吐、よだれ、食欲不振、下痢などを起こすことがあります。
- Dracaena trifasciataトリファスキアタ初心者向け
ドラセナ・トリファスキアタは、地をはう根茎で広がって密な株立ちになる、幹のない多年草で、西アフリカから中部アフリカの熱帯に分布します。長くサンセベリア・トリファスキアタ(Sansevieria trifasciata)の名で知られ、2017年にマバリーによりドラセナ属へ移されました。根茎から硬く直立する剣状の葉を出し、葉は長さ40〜120cm、幅2.5〜7cmで、濃い緑色の地に灰緑色の横じまが入ります。高さ40〜75cmの直立する花序に緑白色からクリーム色の花をつけ、夜に香るものもあります。夜に気孔を開いて二酸化炭素を取り込むCAM型光合成を行い、水分の損失を抑えるため乾燥に強い性質があります。日本ではサンスベリアやサンセベリアの名で流通し、葉の横じまからトラノオ、またアツバチトセランとも呼ばれます。葉の縁に黄色の斑が入るローレンティー(フクリンチトセラン)や、草丈の低いロゼット状のハーニーなど多くの品種があります。葉にはサポニンが含まれ、犬や猫が食べると吐き気、嘔吐、下痢を起こすことがあります。