ホヤ・カーリーは、キョウチクトウ科ホヤ属の常緑の着生つる植物で、タイからジャワ島にかけてのインドシナ半島とマレーシア地域西部に自生します。細い茎は気根で樹木に付着してよじ登り、長さ4mほどになり、傷つけると白い乳液が出ます。葉は厚く多肉質で毛がなく、広卵形で先端が深くくぼむためハート形になり、長さ9cm、幅8cmほどまでになります。直径5cmほどの球状の花序に、直径7〜8mmのクリーム色から白色の星形の花が10〜25個集まって咲き、中心の副花冠は濃い茶色から赤褐色です。花は夜に香り、赤褐色の蜜を多く出して周囲を汚すことがあります。1911年にタイのチェンマイ近郊のドイ・ステープ山で採集された株をもとに記載されました。日本ではハートホヤ、ラブハートの名でも呼ばれます。ハート形の葉1枚を挿した鉢がよく出回りますが、茎の節がついていない葉はつるを伸ばすことがほとんどありません。ペットには無毒とされますが、樹液は肌の弱い人に刺激を与えることがあります。
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