長さ90cmを超える印象的な心臓形の葉を持つ大型の地生種である。葉は濃緑色の地に白から淡緑色の顕著な葉脈を持ち、ビロード状の質感を持つ。新葉は銅赤色で展開する。葉柄は太く、60cm以上に達することがある。
アンスリウム・レガレはビロード葉のアンスリウムの中では湿度の変化に比較的強く、60〜70%でも維持できますが、葉を大きく育て葉脈をはっきり出すには70%以上を保つのが目安です。湿度が50%を下回る状態が続くと葉先から枯れ込みます。加湿器や温室、ケースで湿度を保ちつつ、蒸れないよう空気を動かします。
用土は根が空気に触れる粗いものを使います。水苔だけで植えるか、バークチップ5、パーライト3、水苔2の割合で混ぜたものが扱いやすく、一般的な観葉植物用の培養土やピートモス主体の土は水が停滞して根を傷めます。明るい間接光の下で、生育期に薄めた液体肥料を続けると新しい葉が前の葉より大きくなります。
もっとも多いのは湿度不足です。葉先や葉の縁から茶色く乾いていく場合は、周囲の湿度が60%を下回っていないか、エアコンや暖房の風が直接当たっていないかを確認してください。直射日光による葉焼けは、光が当たる面に白っぽく抜けた斑や茶色い焼け跡として現れます。
根の傷みも葉に出ます。水のやりすぎや目の細かい用土で根腐れを起こすと、葉が黄色くなってから茶色く広がります。肥料や水道水の塩類が用土にたまると葉先が焦げたように傷むので、月に1回ほど鉢底から流れるまでたっぷり水を通して洗い流します。
アンスリウム・レガレは成長が遅い種です。とくに購入や植え替えの直後は根が張るまで新しい葉が出ず、室内では1年以上出ないこともあります。条件が整った株でも新葉は生育期に2〜3か月に1枚程度で、冬はほとんど動きません。
成長を早めるには、温度を20〜28℃に保ち、湿度70%以上と明るい間接光を確保します。30℃を超える日が続くと成長が鈍ります。温室のように温度と湿度が安定した環境では、室内よりはっきり早く育ちます。
冬は15℃以上を保ちます。15℃を下回ると成長が止まって葉が変色し、10℃を下回ると回復しない低温障害を起こして枯れることがあります。夜の窓際は冷え込むので、夜間は窓から離し、暖房の風が直接当たらない場所に置きます。
水やりは春〜秋の4〜7日に1回から、冬は10〜14日に1回程度に減らし、用土が乾きかけたら与えます。暖房で室内の湿度が下がるので、加湿器などで湿度を保ちます。肥料は生育が止まる冬は与えません。
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