ストレリチア属の種一覧
全2件
- Strelitzia nicolaiニコライ初心者向け
ストレリチア・ニコライは属内で最も大型になる種で、アフリカ南東部の海岸地域に分布する、常緑で複数の幹を立てる木のような植物です。高さ約10〜12mになり、密な株立ちをつくります。なめらかな灰色の幹に長い葉柄でバナナに似た巨大な葉をつけ、葉身は光沢のある灰緑色で長さ2mに達し、風で裂けることがよくあります。長さ50cmほどの花序は紫がかった青色の舟形の苞が重なったもので、白い萼片と青い舌状の花弁を持つ花が現れます。花は一年を通して不定期に咲きます。黒い種子に鮮やかな橙色の綿毛状の仮種皮がつきます。種小名はロシア皇帝ニコライ1世の子、ニコライ・ニコラエヴィチ大公にちなみます。日本ではオーガスタの名で流通する株の多くがこの種です。オーガスタ(S. augusta)は本来、白い花を咲かせる近縁種アルバ(S. alba、シロゴクラクチョウカ)のシノニムで、似た姿から名前が取り違えられたとされます。和名はルリゴクラクチョウカのほか、オウギバショウモドキとも呼ばれます。
- Strelitzia reginaeレギネ初心者向け
ストレリチア・レギネは、南アフリカ共和国の東海岸に固有の、株立ちになる常緑で幹のない多年草で、高さ約1.5m、株張り約2mになります。太い指状の多肉質の根を持ち、バナナに似た葉を扇状に並べます。葉身は長さ約50cm、幅約10cmで、縁が赤みを帯びることがあります。高さ約70cmの花茎の先に長さ約20cmの舟形の苞をつけ、そこから橙色の萼片と青から紫色の花弁を持つ花が4〜6個、順に現れ、ツルの頭のような姿になります。果実は木質で、橙色から黄色の毛の房をつけた黒い種子ができます。種小名は「王妃の」を意味します。黄花の選抜品マンデラズ・ゴールドなども栽培されます。庭植え、鉢植え、切り花として世界の温暖な地域で広く栽培されています。果実や種子を犬、猫、馬が食べると軽い吐き気や嘔吐、眠気を起こすことがあります。