プラティケリウム・リドレイは、ウラボシ科ビカクシダ属の小型の着生シダで、タイ半島部、マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島の低地林に自生します。貯水葉(株元を包む不稔の葉)は縁が切れ込まず葉脈が浮き出て波打ち、長さ20〜50cmになり、何枚も重なってキャベツのような丸い塊をつくり、着生した枝を包み込むこともあります。重なった貯水葉のすき間にはアリが巣をつくることが多く、自生地ではアリシダ(Lecanopteris)と一緒に見られます。属内の多くの種と異なり、硬く革質の胞子葉(胞子をつける葉)は垂れ下がらずに上向きに伸び、長さ25〜50cm以上になってシカの角のように分岐し、長さ5〜17cmの楕円形の胞子のう群をつけます。株の高さと幅はふつう0.5〜0.6mほどで、生育は緩やかです。胞子葉が垂れ下がるコロナリウム(P. coronarium)と近縁です。シンガポールでは絶滅したとされています。日本ではリドレーとも表記されます。
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