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    ビカクシダ・リドレイPlatycerium ridleyi

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    分類情報

    日本語名
    ビカクシダ・リドレイ
    学名
    Platycerium ridleyi
    科(Family)
    ウラボシ科
    属(Genus)
    ビカクシダ属
    最終更新
    2026年10月16日

    原産地・分布

    原産地
    東南アジア(タイ、マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島)
    分布域
    タイ半島部、マレー半島(セランゴール州、クランタン州、パハン州)、リンガ諸島を含むスマトラ島、ボルネオ島(サバ州、サラワク州)に分布します。かつてはシンガポールにも自生していましたが、同国では絶滅したとされています。
    自生環境
    低地の熱帯雨林、特に川や小川沿いの湿地林に生育し、フタバガキ科のショレア属(Shorea)などの突出した高木の、地上30m以上の日の当たる高い枝に着生します。川沿いの低い枝に着生することもあります。開けた土地には生育せず、1本の木に多数の株が着生していることがよくあります。

    リドレイについて

    プラティケリウム・リドレイは、ウラボシ科ビカクシダ属の小型の着生シダで、タイ半島部、マレー半島、スマトラ島、ボルネオ島の低地林に自生します。貯水葉(株元を包む不稔の葉)は縁が切れ込まず葉脈が浮き出て波打ち、長さ20〜50cmになり、何枚も重なってキャベツのような丸い塊をつくり、着生した枝を包み込むこともあります。重なった貯水葉のすき間にはアリが巣をつくることが多く、自生地ではアリシダ(Lecanopteris)と一緒に見られます。属内の多くの種と異なり、硬く革質の胞子葉(胞子をつける葉)は垂れ下がらずに上向きに伸び、長さ25〜50cm以上になってシカの角のように分岐し、長さ5〜17cmの楕円形の胞子のう群をつけます。株の高さと幅はふつう0.5〜0.6mほどで、生育は緩やかです。胞子葉が垂れ下がるコロナリウム(P. coronarium)と近縁です。シンガポールでは絶滅したとされています。日本ではリドレーとも表記されます。

    育て方

    光量半日陰〜日向
    水やり適度に(乾いたら)
    温度12〜30℃
    湿度多湿
    難易度:
    やや難しい

    育て方のポイント

    板付けやヘゴ板に着生させ、明るい場所で育てます。自生地では高木の樹冠で日光を受けて育ち、光が不足すると胞子葉が立ち上がらず樹形が崩れます。空中湿度を高く保ちつつ、蒸れると傷みやすいため風通しを確保し、定期的に葉水を与えます。貯水葉がほかのビカクシダより薄く乾燥に弱いため、株元が乾き始めたら水を与え、完全に乾かし切らないようにします。寒さにも暑さにも弱く、生育温度は12〜30℃ほどが目安で、冬は暖かい室内で管理します。茶色く枯れた貯水葉は根茎を守る役割があるため取り除きません。生育が遅く子株をほとんど出さないため、主に胞子や組織培養で殖やします。

    リドレイの成長記録

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