ロカウツキア属について
ロカウツキア属(Rokautskyia)は、ブロメリア科ブロメリア亜科の属で、2017年にクリプタンサス属から分離された約14種からなります。ブラジル東部の大西洋岸森林、特にエスピリトサント州に分布します。茎が伸びて枝分かれする種が多く、縁が波打つ細い葉に柔らかいとげを持ち、株の中心に花をつけます。属名はブラジルの植物収集家 Roberto Anselmo Kautsky にちなみます。日本では R. microglazioui などが愛好家の間で栽培されています。

狭い葉と波状の縁、柔らかい刺を特徴とする繊細な地生性ブロメリアである。1998年にCryptanthus microglazioui として記載され、2017年にRokautskyia属に移された。種小名はCryptanthus glazioui に似るがより小型であることに由来する。約15cmに達する分岐した茎を発達させる。ブラジル、エスピリトサント州の大西洋岸森林に固有である。
茎を形成する成長様式が特徴のブロメリア科植物である。元々Cryptanthus caulescensとして記載され、2017年に分子系統学的および形態学的解析に基づきRokautskyia属に移された。茎の発達が顕著であり、無茎の近縁種とは区別される。ブラジル東部の大西洋岸森林地域に固有である。
元々Cryptanthus fernseeoidesとして記載された地生性ブロメリアである。種小名はFernseea属の種に類似することに由来する。2017年にCryptanthoid複合群の系統学的改訂に基づきRokautskyia属に移された。葉のロゼットを形成し、湿潤な大西洋岸森林の林床に生育する。ブラジル東部に固有である。
種小名latifolia(ラテン語で「広葉の」の意)が示すように、幅広い葉を特徴とする地生性ブロメリアである。元々Cryptanthus latifoliusとして記載され、2017年にRokautskyia属に移された。大西洋岸森林の日陰の林床でロゼットを形成する。葉の幅が広いことが狭葉の同属種との識別点となる。ブラジル東部に固有である。
元々Cryptanthus leuzingeraeとして記載された地生性ブロメリアである。種小名はLeuzingerという人物に献名されている。2017年にCryptanthoid複合群の分子系統学的研究に基づきRokautskyia属に移された。大西洋岸森林の林床でコンパクトなロゼットを形成する。ブラジル東部に固有であり、湿潤な森林環境に生育する。
種小名odoratissima(ラテン語の最上級で「最も芳香のある」の意)が示すように、強い芳香を持つ花を特徴とする地生性ブロメリアである。元々Cryptanthus odoratissimusとして記載され、2017年にRokautskyia属に移された。本種が近縁とされる旧Cryptanthus亜属Hoplocryptanthusは芳香のある花を特徴とする。ブラジル東部の大西洋岸森林に固有である。
日本語名
学名
Rokautskyia
科(Family)