
初心者向け
Monstera deliciosa
特徴的な穴や切れ込み(裂開)のある大きな光沢のある葉を持つ象徴的な熱帯つる植物。野生ではパイナップルとバナナを思わせる風味の食用果実を実らせる。世界中で最も人気のある観葉植物の一つ。
デリシオーサ
この属に属する64種を、学名・和名・育成難易度付きで一覧化した図鑑ページです。
モンステラ属(Monstera)は、サトイモ科モンステラ亜科の属で、約60〜70種が知られています。中央アメリカから南アメリカの熱帯に分布します。地面に根を張りながら気根で樹木をよじ登る半着生のつる植物で、成熟すると葉に穴や切れ込みが入ることが特徴です。葉や茎にはシュウ酸カルシウムを含み、完熟した果実を除いて口にすると刺激があります。園芸ではモンステラ・デリシオサ(ホウライショウ)と、マドカズラとして知られる M. adansonii が観葉植物として広く栽培され、ホウライショウ属とも呼ばれます。
説明・育て方情報が登録されている種を、成長記録の多い順に表示しています

Monstera属は中南米原産の熱帯植物で、独特の切れ込みや穴の入った葉が人気の観葉植物です。丈夫で育てやすく、インテリアグリーンとして世界中で愛されています。
目次
モンステラ(Monstera)はサトイモ科モンステラ属に属する熱帯植物で、メキシコから南米にかけての熱帯雨林を原産とします。自生地では大木に絡みながら成長する着生・半着生植物で、成熟すると葉に深い切れ込みや穴が入るのが最大の特徴です。
葉の切れ込みや穴は、幼苗時には現れず、株が成熟するにつれて発達します。光合成の効率化、風雨への耐性向上、下層への光の透過など、熱帯雨林での生存に適応した形質と考えられています。
| 種名 | 葉のサイズ | 斑入り | 難易度 |
|---|---|---|---|
| デリシオサ | 大型(60cm超) | なし | 初心者向け◎ |
| アダンソニー | 中型(15〜30cm) | なし | 初心者向け◎ |
| タイコンステレーション | 大型 | 乳白色の霜降り | 中級○ |
過湿による根腐れがモンステラの最大の失敗原因です。「土が乾いたら与える」を基本とし、与える時はたっぷりと、次の水やりまでしっかり乾かすことが重要です。
| 季節 | 頻度の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 春(3〜5月) | 週1〜2回 | 成長期に入る。徐々に頻度を上げる |
| 夏(6〜8月) | 週1〜2回 | 蒸れに注意。朝に与えるのがベスト |
| 秋(9〜11月) | 週1回 | 徐々に頻度を下げる |
| 冬(12〜2月) | 2〜3週に1回 | 休眠期。土が完全に乾いてからさらに数日待つ |
自生地では大木の陰で育つため、明るい間接光を好みます。直射日光は葉焼けの原因になりますが、暗すぎると徒長したり、葉の切れ込みが発達しなくなります。
| 場所 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 南向き窓からレースカーテン越し | ◎ | 通年おすすめの定番 |
| 東向き窓辺 | ◎ | 午前中の柔らかい光が最適 |
| 西向き窓辺(夏は注意) | ○ | 夏の西日は遮光を |
| 北向き明るい部屋 | ○ | 光不足になりやすい。補光ライトを検討 |
| 直射日光が当たる南向き窓 | △ | 春〜秋は葉焼けの危険あり |
| 薄暗い部屋の奥 | × | 徒長し、葉の模様が出にくくなる |
タイコンステレーションなどの斑入り品種は、斑の部分に葉緑素がないため光合成能力が低く、より明るい環境が必要です。ただし直射日光には弱いので注意してください。
水はけのよい配合が根腐れを防ぐ最大のポイントです。市販の観葉植物用培養土をベースに、パーライトやバークを混ぜると排水性が上がります。
熱帯植物のため寒さに弱く、冬の管理が最大の課題です。15℃以上を保つことが理想で、10℃以下では成長が止まり、5℃以下では枯死のリスクがあります。
熱帯雨林出身のため高湿度を好みますが、一般的な室内環境(湿度40〜60%)でも十分育ちます。乾燥が続くと葉先が枯れたり、ハダニが発生しやすくなります。
成長期(春〜秋)に適切な肥料を与えることで、大きく健康な葉を展開します。冬の休眠期は肥料を控えるのが基本です。
根が鉢底から出てきたり、水やり後すぐに土が乾く場合は根詰まりのサインです。1〜2年に一度、春(4〜5月)に植え替えましょう。
モンステラは自生地で大木に絡みながら上へ伸びる性質があります。大型化するにつれ支柱が必要になり、支柱に誘引することで大きく美しい葉を展開しやすくなります。
モンステラは茎の節から気根(きこん)を出します。気根は支柱に活着させると株が安定し、より大きな葉が出やすくなります。気根を土に誘引することで、株の体力強化にもなります。
モンステラは茎挿し(茎伏せ・水挿し)で簡単に増やすことができます。気根と節が含まれる茎を使うのがポイントです。
モンステラのトラブルの多くは水やりと光環境に起因します。症状を見て早めに対処しましょう。
| 症状 | 主な原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 葉が黄色くなる | 根腐れ・過湿 | 水やりを控え、乾燥させる。根腐れなら植え替え |
| 葉先が茶色く枯れる | 乾燥・水不足・直射日光 | 湿度を上げる。遮光する |
| 葉に切れ込みが入らない | 光不足・若い株 | 明るい場所へ移動。成熟を待つ |
| 茎が間延びする(徒長) | 光不足 | 明るい場所へ移動 |
| 葉に茶色い斑点 | 葉焼け・根腐れ・ハダニ | 原因を特定して対処 |
| 葉が垂れる | 水不足・根腐れ・根詰まり | 土の状態を確認して水やりまたは植え替え |
| 成長が止まる | 冬の休眠・根詰まり | 春になれば再開。根詰まりなら植え替え |
最終更新: 2026/3/15(Version 1)